月間準MVPパフォーマンス株、現在は割安か割高か、それが問題だ
こんにちは、GE二郎だ。
まずは恒例のGE株価チェックからだ。
GEはこのブログのアイデンティティだからな、GE二郎は1日10回GEの株価をチェックしないと気が済まないんだ。
本日その9回目は10時18分にチェックし、例によって前日比マイナスのまま死んで行きそうだっため、そっ閉じしていたわけだが…
今日はどうだったのか…ゴクリ…
大きくプラ転キテターー!!
GE二郎がチェックをやめた瞬間にプラ転だからな、これは貧乏神のニオイがプンプンすると言わざるをえねぇな、我ながら。
まあ言うほど大きくプラ転もしてねえし、10時18分がラス1前のチェックだったってのも嘘だがな。
本当はプラ転の瞬間も目にしていたんだ。
株価の伸びとともにGE二郎のボルテージも最高潮に達し、前日比プラスのグリーンに変わった瞬間、ゴリラよろしくドラミングしながら「ひょーーーオラオラオラ!」と狂喜乱舞からのヘブン状態に入り、そのまま祝杯のミロを頭からかぶりながら絶頂に達していたんだっているかよそんな奴。
ともかくGEアップはめでたい。この調子で年内20ドル超えも期待したいところだ。
さて本編だ。
昨日は現在GE二郎が一目を置いている、「教育サービス」セクターに籍を置く中国企業ADR(=米国市場に上場)銘柄、HLG(海亮教育集団)を、同セクターのより時価総額の高い企業+1(海亮は教育セクター第9位の時価総額なので、要は教育銘柄トップ10だ)の基本データを貼って比較してみた。
まあ貼っただけで何の比較もしなかったんだが、おさらいしておこう。
データは昨日現地時間月曜日の取引終了時点のものだ。
1. TAL (Tal Education Group):株価27.54ドル、時価総額137.94億ドル
P/E(直近12か月)=113.33
2. EDU (New Oriental Education & Technology Group Inc.):株価86.27ドル、時価総額136.41億ドル
P/E(直近12か月)=49.58
3. LOPE (Grand Canyon Education, Inc.):株価90.34ドル、時価総額43.47億ドル
P/E(直近12か月)=24.94
4. GHC (Graham Holdings Company):株価567.35ドル、時価総額31.38億ドル
P/E(直近12か月)=23.98
5. ATGE (Adtalem Global Education Inc.):株価38.70ドル、時価総額23.48億ドル
P/E(直近12か月)=20.26
6. LAUR (Laureate Education, Inc.):株価12.22ドル、時価総額22.89億ドル
P/E(直近12か月)=172.11
7. BEDU (Bright Scholar Education Holdings Limited):株価18.23ドル、時価総額20.96億ドル
P/E(直近12か月)=73.51
8. CHGG (Chegg, Inc.):株価15.06ドル、時価総額16.33億ドル
P/E(直近12か月)=赤字のため、データなし
9. HLG (Hailiang Education Group Inc.):株価43.32ドル、時価総額11.13億ドル
P/E(直近12か月)=51.51
10. STRA (Strayer Education):株価95.32ドル、時価総額10.2億ドル
P/E(直近12か月)=29.61
今回はP/Eに着目するため、P/Eも併記しておいた。
P/Eとは何だろうか?
まさか知らねぇ奴はいないだろうな。
P/Eを知らずに株取引をするのは、バットを持たずに打席に立つようなもんだ。
アウトが確定している。
偶然四死球で成功することもあるが、そんなのは運任せで基本的にはアウトになるあたり、ピッタリの例えだな。我ながら上手いこと言った。
とりあえず、P/Eの意味も分からずに株取引をやっている奴は死んだ方がいいな。
~~~回想:昨日の記事~~~
……。
死んだ方がいい輩はどうやら目の前にいたようだ。
死ななくても済むように、P/Eとは何ぞやということを自分なりにまとめておこう。
P/Eとは、日本語訳すれば株価収益率、つまり「その株を買って、株価として払った金額と同じだけの利益を上げられるのにどのぐらいの時間がかかるか」を表しているわけだな。
(ちなみに日本語ではPERと呼ばれるが、アメリカではPEやP/Eとしか表記されないのでそれに従うぜ)
より分かりやすくというか具体的に言えば、例えばP/Eが10の銘柄の場合、株価が30ドルだったら、その企業が出した過去1年間の利益は、1株あたり3ドルだったということになる。
よって、会社が出した利益を全部株主に還元してくれると仮定すれば、1株30ドルで買った株は、10年で、1年間の利益3ドルの10年分=合計30ドルの利益を手にすることになり、投資した金額の元が取れるという話なわけだ。
よって、原則としては、P/Eは小さいほど良いことになる。
例えばP/Eが1.5だったら、株を買って、わずか1.5年で元が取れる計算になるってことだな。
逆にP/Eが301とかだったら、その株を買って、元を取るまでに301年かかることになる。
死んでるから!301年とか、孫の孫の孫も死んでるから!!
しかしP/Eには致命的な欠陥がある。
それは、P/Eは「過去1年間の数字しか見ていない」という点だ。
株価は何も過去1年間に産み出した利益のみで決まるわけではない。
現在の財務状況や成長性など、非常に多くの因子が絡んでいるのは言うまでもないな。
例えば、過去1年の利益はさほどではなくとも、近い将来非常に伸びていくと予想される企業があったとしよう。
こういった企業は、将来への期待から、多くの人の買いが殺到し、株価は大きく上がっていくであろう。
その結果、過去1年の利益に比べて、株価だけが異常に大きくなってしまうこともある。
その結果が、P/E 301とかいう、ヤバ過ぎるP/Eなわけだな。
ちなみにP/E 301というのは、我らがAmazon様のP/Eだ。
だが言うまでもなく、AMZN株を買って本当に元が取れるまで301年かかるかというと、全くそんなことはない。
なぜなら、Amazonは成長しているからだ。
むしろここ1年半で株価は2倍程度になっており、ある意味P/E 1.5だ。
Amazonはビジネススタイル的にも、単純なP/Eの数値からは測れないものがある、ということだな。
結局、P/Eというのは数多ある株価指標の1つに過ぎず、絶対的なものではないというわけだ。
しかし、同じようなビジネスモデルや収益が予想される、同セクター間での比較なら、それなりに意味を持つ数値であるとも言えるんじゃないかと思う。
というわけで今回はP/Eの比較だ。
繰り返しだが、P/Eが低ければ、元を取るのに短期間で済む=利益に比べて株価が安い=割安銘柄である、と言え、P/Eが高ければ、元を取るのに非常に長い時間がかかる=割高銘柄のヤベー奴、ということになるわけだな。
さっそく最初に示したデータをグラフ化してみよう。
なるほど。我らがHLG(海亮教育集団)のP/Eは51.51、これは……結構高い気もするが、その横にいるP/Eが算出できない赤字野郎と、さらに横にいるもっとヤベー奴らのせいで、さほど高すぎにも見えない気もするな。
ちなみに時価総額が高いからといってP/Eが高いのが許されるわけでもないので、時価総額トップのTALも、結構ヤベー奴だな。
結論!
海亮はヤベー気もするが、もっとヤベー奴らがいっぱいいて、P/E 100超えでありながら時価総額トップ(130億ドル超)に君臨しているような奴もいるから、本当にヤベーかどうかは分からん!!
…が、常識的に考えれば、海亮に投資するぐらいなら、LOPEやATGEに投資する方が賢いかもしれねえな。
GE二郎はどうするか…?
もちろん様子見だ。
株初心者はどうしても何かポジションを抱えていないと気が済まないことが多いがな、GE二郎ともなると、待ちに徹することができるのだ。
待つことは重要だ。
その結果大きな上昇相場を逃すことになっても、待っている間にあれこれ考えながら蓄えておいた経験は必ず役に立つ。
…はずだ。
何が正解かなんて後からしか分かんねえからな、思うようにやりゃいいんだよ、投資なんて。
別に失敗しても死ぬわけじゃねえんだ。
鼻息荒くしても鼻ほじりながらでも上手く行くときゃ行くし上手く行かない時は行かない、そんなもんだ。
気楽にやりゃいいのよ、気楽に。
どうせ300年後には灰も残っちゃいねえからな、今生きている人間なんてのは。
300年前なんてあれだろ、土器に模様つけてウホウホ言ってたぐれーだろ、人間なんて。
まあ若干ずれてるかもしれんが、そんなもんだ。
結局何が言いたいかっつーと、自分でも何言ってんのか意味分かんなくなってきたが、のんびり待てばまた面白いタイミングがあるかもしんねーから、せかせかせず気楽にいこうぜ、って話だ。
せかせかイライラしても寿命を縮めるだけだからな、ミロでも飲みながら緩く生きるってのが、海が荒ぶり雷も轟くがごときこの電子ジャングルAmazon時代を生き抜くコツってことよ。
さて、最後にその海亮と、もう1つの注目銘柄、月間パフォーマンスMVPの迅雷の本日の値動きを見て今回はお別れとしよう。
…おい!MVP!!
2日連続2桁%の下落で、本日をもって月間パフォーマンスMVPの座からも陥落したようだ。
月末まで持たなかったんかいっ!!
またまたニュースを配信してくれていたMotley Foolは、この下落を「仮想通貨が巻き起こした狂熱が、終わりを迎えつつあるのかもしれない」としているな。
迅雷が本日沈んだ理由
確かに終焉くさいが、そう思ってると…というのが株式市場だ。
事態はまだまだ予断を許さない。
ぶきみにほほえみながら見守るとしよう。
明日こそ記事が短くなることを祈って、本日の〆としたい。
では、さらばだ。