GEを忘れずに生きる

かつて輝いていた王国を忘れないために

月間準MVP銘柄、現地の評判はどんなもんだ?(完結編)


こんにちは、GE二郎だ。

引っ張りに引っ張ったこの話もようやく今回で完結の予定だ。

まあもし完結しなかったら、「エピローグ」→「おまけ」→「新章突入」…などと引き延ばしていこう。

エンドレスエイト」辺りで終わるのが理想だな。
(エンドレスなのに終わりという抱腹絶倒バカウケギャグ→ブログ人気爆発→GE人気爆発、株価も爆上げへ……という最高の流れが期待される)


…こういうしょうもない無駄話が諸悪の根源だな。とっとと始めよう。


さて、中国企業については中国人に聞くのが一番だということで、昨日無駄にべた褒めした、個人的に親しくしている中国人に質問してみたという話だった。

なお、まるで完璧超人かのように紹介したが、その人は別に神でも何でもない。普通の人間だ。

欠点も沢山あり、一番目立つのはとにかく物をよく失くすことだ。

奥さんいわく、数ヶ月で財布を複数個失くすのはザラであると聞いた記憶がある。

恐らく本人は、「世の中には替えの利くものと利かないものがあって、物なんてものはいくらでも替えが利くんだから、そんなことに神経を張り巡らすのはあんまり意味がないよ。そんなに大切なものなんて財布には入っていないし」とでも思っているのではなかろうか。

いやそう聞いたわけではないが、性格的にそんな風に思っているように思う。


…おーっと、またまた長くなりそうな気配がプンプンしているぞ…!!

もうここで1記事終わっても既に十分な量ある気がするが、さすがにここで終わるのは読者への冒涜だ。速やかに続けよう。


ちなみにその中国人夫婦であるが、中国についての質問をしたというのに、中国在住ではない。もちろん中国育ちだが、現在はワシントンDCで暮らしている。

ただ、前述の通りアンテナが広く優秀な人なので、彼に聞けば現地の実情も分かるはずだと期待しての質問だ。

なお、GE二郎はワシントンDCで暮らしているわけではないので、直接話したのではなく、メールでの質問である。

質問1:
海亮教育集団という企業について、何か目にしたり耳にしたことある?単なる投資関連の興味で、全く大した質問でもないのだけれど。


…というのを、実はまず奥さんの方に聞いてみた。

ちなみに奥さんの方は、旦那さんより頭一つ抜けた頭の回転とキレを誇る、ゲボ優秀な超サイヤ人…もとい超チャイナ人としか言いようのない超人だ。
お前ちょっと大げさすぎんだろ、と思われるかもしれないが、これが本当にあまり大げさな話でもないんだ。
ちなみに人柄も、旦那さんほどではないが本当に素晴らしい。

…まあ奥さんはあまり関係無いのでその辺にしておこう。
その奥さんからは、「ないけど。なぜ?」という返信が返ってきた。

そこで、より投資の話に精通している旦那さんに質問を送ってみることにしたわけだ。続きは以下。

質問1(上の続き):
奥さんにも聞いてみたんだけど、彼女は何も知らないようだった。
「なぜ?」と聞いてきたので、ちょうど今以下の内容を送信したところ。

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単なる投資の知識として。
この企業は過去1ヶ月で米国市場の全企業で最高のパフォーマンスを示してたんだけど、中国本土での評判がどんなものなのか気になったとともに、今後の値動きとその評判との関係を知っておきたいと思ってね。
旦那さんに聞いてみようと思うけど、多分彼も知らないかな?
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ちなみにこの銘柄を取引するつもりは一切ないんだけどね。単に、後学の知識として、中国人しか知らない情報が何かあれば知っておきたいと思った感じだよ。

ってことで、何か知ってたらよろしく。

 

 というメッセージを送ったら、10分と経たずに即返信が来た。

回答1:
聞いたことないよ。検索してみたけど、数ヶ月前に、取引市場の人為的なエラーで一時的に2万倍の株価がついた、というニュースが目についただけで、他に目ぼしい情報は何も見当たらないように思う。


これを受けて、以下のメッセージを送信した。

質問2:
サンクス。じゃあ、中国では全く有名じゃないんだね(例えばアメリカでいうYaleみたいな、誰しもが知っていて伝統もあるような機関では、少なくともないわけだね)。名前だけの詐欺企業 (scam) なのかな?

hailiangedu.com


旦那氏は仕手株や詐欺の類だと思う?
 

 
それから数時間で返事が来た。

回答2:
scamかどうかは分からない。ウェブサイトは、極めて典型的な企業のウェブサイトで、サイトに関してはおかしな所は一切見受けられない。

ただ、中国において有名ではないのは間違いない。アメリカにおけるYaleなどとは完全に違う。そもそもYaleは学校であり、企業ではなく、一方海亮は学校ではない。
ビジネスとして教育を行っている企業のようで、恐らく経営方針や戦略が上手くいったおかげで最近のビジネスが好調であり、資金を積み上げることに成功しているのではないだろうか。

一応、友人にも意見を聞いてみた。

上海で医師をやっている、5歳と2歳の子どもの母親だ。

彼女も、海亮という名前は全く聞いた事がないと言っていた。

しかし、もしかしたら子どもがまだ幼すぎるからなのがその理由なのかもしれないが、それは分からない。

いずれにせよ、中国では誰もが知る教育機関というわけでは決してないように思う。


…ということで、頼んだ訳でもないのに実際の現地の声まで聞いてくれるあたり、さすが人間ができてらっしゃる、と思ったわけだが、
結論としては、今のところ、この海亮教育集団なる企業には、この株価急騰に合理的な理由付けが可能になるぐらいの企業価値だったりブランド価値だったりが中国国内において存在している訳ではない、ということが判明したと言えよう。


うーん、若干残念だな。

もし「海亮?知らない奴なんていないよ!むしろ僕も今日海亮オンラインで学んできたぐらいさ!!」とかいうレベルだったら、これぞお宝発見となったわけだが、まあそんな都合よく話が進むわけはないわな。


しかし、例えば進研ゼミや河合塾なんかがいつ出来たかは知らないが、それらが誕生したぐらいにちょうど初等教育を受けている子どもがいた家庭でもない限り、少なくとも出来て数年の間は、日本全国大多数の家庭では進研ゼミとか河合塾とかの名前や存在なんて全く知らなかったんじゃないかとも思うんだ。

海亮がベネッセや河合塾に匹敵する教育企業になるかは分からんが、設立は1995年と割と新しい企業ともいえるようだし(そんな新しくもねーけど)、このまま株価もしぼんでこの先は完全に死に行くのみである…などとは、まだ全く言い切れないように思う。


海亮教育集団という企業が本物か偽物かはまだ全く分からないが、この子ども達の笑顔が偽物ではないことだけは、切に願わずにはおれないな…。

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中国語版海亮教育集団トップページより (http://hailiangedu.com/)

(まあ、こういうのはただの子役を雇うだけだろうから、実際集団員ではない偽者には違いないとは思うが)


いずれにせよしばらくは株価を追うとしよう。

企業データの数値もまだ見ていないものばかりだしな、その辺を見ながらゆっくり追いかけよう。


しかし、ものはついでということで、別の個人的に気になる中国企業について、何か中国人にしか気付けないポイントなんかはないか、追加で質問をしてみた。

明日は現地時間日曜日で市場も開いておらず、HLG株に動きはないからな、もらった回答から一部を紹介してみようかと思う。

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記事の軽量化はまた無残にも失敗に終わってしまった。まあいいだろう。

アクセスアップを望んでいるブログでもなし、細かいことは気にせず、思うように続けていこう。


ま、でも、こんな所まで読み進んできてくれたんなら、何度も言ってるが、せっかくなら下のバナーからブログ村に戻ってくれると嬉しいぜ。

クリックしてくれた人には一銭の得にもならないし、そればかりか実際ランキングが上がろうがアクセスが増えようが、GE二郎自身にも一銭の得にもならない。

でも、一銭の得にもならない行為をあえて取ってくれて、感謝や応援の気持ちを表してくれるというのは、受けた立場からしたら本当に心から嬉しいものだ。


投資ブログなど書いていて言うのもあれだが、直接的な利益の一切絡まない、お互いを思う気持ちのみで成り立つ世界ってのも、いいものだよな。

閉じた世界に過ぎないかもしれないが、もっと大きくなってってくれるととても嬉しく思う。


いい加減に長すぎるからこの辺で切り上げるとしよう。

ご静読いただき誠にありがとう。ではまた次回。

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