GEをジーイィッと見守る間、他の面白そうな銘柄にも着目してみよう(後半)
(前半より)
さて、話は面白そうな株だ。
面白そうな株なんてのは、世の中星の数ほどある。
むしろ面白くなさそうな株の方が珍しいぐらいだ。
しかし、大抵の本当に面白そうな株は、既に手垢がつくほど研究され尽くしており、今さらGE二郎のような弱小末端投資家が取り上げたところで、書く方も読む方も全く面白くない。
そこで、恐らく誰も取り上げたことのないような銘柄に着目してみようかと思う。
そんな気持ちで値動きランキングを流し見していたら、早速面白そうなヤツを発見したぞ。
その名も、Hailiang Education Group Inc. (HLG) だ。
こちらは先週金曜の取引が終わった時点、現地時間月曜になる前に撮っておいたチャート画像だ。
金曜日は前日比+9.61%、それも凄いが、もっと凄いのがここ1ヶ月ぐらいの伸びだ。
10月17日は終値19.30ドルであったので、ちょうどこの1ヶ月での株価アップ率は、実に+122.75%になっている。
1ヶ月で一気に2倍以上だ。
(ちなみに、高配当銘柄、例えば配当5%の株の配当再投資で同じだけの資産増加を達成するには、16年以上かかる。)
恐らく、直近1ヶ月という括りであれば、米国市場ナンバー1のパフォーマンスであろう。
これは実に興味深い。
ただし、言うまでもなく、一気に上がった株は一気に下がる可能性が大きい。
面白い銘柄ではあるが、はっきり言って、まともな頭脳を持っているならば、こんな値動きをしている株に飛びついてはいけないだろう。
実際GE二郎も、まともな頭脳を持っているかは分からんが、エントリーするつもりは毛頭ない。
まともな投資家はこんなヤバそうな銘柄に手を出すことはしないので、こんな銘柄に着目してあれこれ論じても何の役にも立たない、無為だ、無意味だ無駄だ愚かしい、滅びろ消えろ宇宙のゴミがァ!…というのももっともだ。
だが、これだって立派なNasdaq上場株だ。
(Nasdaq GS=Large capではなく、GM=Middle capではあるが、CM=Small capではない)
時価総額も、1.13ビリオン、11億ドルを超えている。立派なもんだ。
危うさ満載の急騰銘柄とはいえ、急騰後どんな動きをするのか追っていき、何か今後の参考材料になるものはないかと色々思案に暮れることは、いつか必ず役に立つ。
……と思う。
…いややっぱり、常識的に考えて、こんなのは何の役にも立たないかもしれん。
でもそれでいいんだ。
コメントの返信でも似たようなことを書かせてもらったが、一見無駄としか思えないものの中に、実はとても貴重なことが隠されているかもしれないのが人生なんだ。
直接的な役には立たなくても、いつどんな花が咲くかは誰にも分からない。
とにかく色んな種を蒔くことが大切だ。
これは何も投資に限った話ではない。
立てたプランや思いついたアイディアが百発百中上手く行くなんてことは絶対にありえないのだから、どんなことでも失敗を恐れずに、とにかくまずはやってみる、そのことには大きな価値がある。
そんなチャレンジ精神あふれた気概のある人こそが、最後は大きな花を咲かせるのではないかと思う。
一見無意味に思えることでも、何事も積極的に挑戦してみるようにしよう!!
…などと一見その通りに思える、耳障りの良いことを偉そうにほざいてはみたが、
こんな詭弁に心動かされる人がもしいたとしたら、その人はとても唆されやすい人であると断言できるからして、悪い大人に騙されないように細心の注意をすべきである。
「何が成功するかは分からないから、とにかく色んなことに手を広げよう、やってみよう」というのは、原則として悪手だ。
無為無策の思いつきで蒔いた種が芽吹くようなことは、基本的にないと思う。
人生はそんなに甘くない。
個人に限らず、下手に手を広げすぎて経営危機状態に陥った企業なんてのは、もう腐るほどあるだろ?
有限な時間で、1人の人間が成し遂げられることの数なんて限られている。
大切なのは、入念に準備し、綿密に計画を立てた種をなるべく多く蒔く、ということだ。
…よって、こんな思いつきの企画のたまたま目についた銘柄を追うなんてのは実に無意味で、こんなアンテナの広げ方は悪手としか言えない。
悪手でしかないが、このブログにはあまりにも話題がないので、それっぽい理屈をこねて正当化してみた次第だ。
はっきり言って、何の役にも立たない話であろう。
無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァー!!と言われたら、ソラソラソラソラソウダァー!!としか返すことができない。
……でも、面白そうではあるよな。
元々役に立つブログを目指しているわけでもなし、開き直って面白そうなネタを追求するのもいいんじゃねえかな、と思う。
今すぐにでも暴騰も暴落もありえそうなこのスリリングな状況、エントリーせず外野から気楽に眺めるってのも、意外とオツなもんに違ぇねぇ。
というわけで、しばらくはこの、Hailiang Education Group Inc. (HLG) に着目してみようかと思う。
上で貼った画像は金曜日時点のものだったわけだが、果たして注目してみると決めた1日目、現地時間20日月曜日の値動きやいかに…?!
…ふむ。今日は、途中段階では前日比マイナスだったようだが、最後の最後、ちょっと上げて終わっていたようだ。
これが嵐の前の静けさなのか、それとも崩壊前の足踏みなのか、それは全く分からない。
明日の値動きも楽しみだな。
ともかく、しばらく株価を追うと決めたからには、少しぐらい企業の内情についても調べてみよう。
明日以降、このHLGなる銘柄を、もう少し掘り下げて見ていくようにしたい。
ひょっとして知られざる超お宝銘柄だったら、その時は満を持してエントリーだ。
そんな都合のいい話は、まずもってありえないがな……!